想い
普く人に寄り添い、
一息に健やかさと安心を。
鎌倉時代の禅僧・栄西による『喫茶養生記』。
そこに記される、
“お茶は人々の命を養う仙薬であり、
長寿の秘訣である。
さらにその木が生えるのは
極めて神聖な場所である”
の一説に見られるように、
お茶は古くからその薬効を期待され
多くの人々の心や身体を支えてきた。
こうして日本において親しまれてきた茶を
喫する文化を引き継ぎながら、
今私たちが思うこと。
風土
無為自然の力を、
お茶作りに。
山々に囲まれたさつまの地。
朝晩の寒暖差が大きく
美味しいお茶づくりに適しているうえ、
川霧が発生することで日光が適度に遮断され、
その結果さらに旨味のある茶葉が育っていく。
白砂、黒土、赤土など多様な土にも恵まれ、
それぞれの良さを活かしながら、
土ごとに異なる品種を育てることができるのも
このさつまの地ならでは。
与えられた環境を生かして
動植物と共生しながら、
futchaの茶葉は育つ。
有機製法
健やかなる土は、茶の命。
健やかなる茶は、人の命。
30年以上無農薬栽培に取り組んでいる
畑から生まれたfutcha。
農薬を使用しない畑に宿る命には、
免疫力や自己治癒力が必要となるため、
虫の多い時期には葉を全て刈り落として害虫被害を防ぐ。
こうして畑に戻された葉によって根が張りやすい柔らかな土が育っていく。
微生物が豊かに活動しミネラルを蓄えた土に張るその根は、
エネルギーを最大限吸収し、
病害虫に負けない力を蓄えていく。
こうした循環は、やがては私たちの身体へと
繋がっていく。